この記事にはアフィリエイト広告を含みます。紹介する講座や順番は、報酬の有無ではなく、公式サイトで確認できた内容と比較の観点をもとに決めています。

第二種電気工事士の技能試験は独学で受かる?練習方法と講座を使う判断基準

結論

独学でも合格は目指せます。技能試験は事前に公表される候補問題の中から出題され、材料は会場で支給されるため、準備することがはっきりしているからです。

独学で進められるかは、(1)工具と練習材料をそろえられるか、(2)完成した作品の欠陥を自分で確認できるか、(3)時間を計って練習できるかの3点で判断してください。足りないものがあるときは、その部分だけを補える講座や教材を選ぶのが無駄のない方法です。

技能試験はどんな試験か

技能試験では、配線図と施工条件をもとに、支給された材料で作品を完成させます。課題は、電気技術者試験センターが毎年公表する「候補問題」の中から出題されます。令和8年度の候補問題は13問で、令和8年1月16日に公表されました。試験時間は、すべての問題で40分の予定です。

材料はすべて会場で支給され、自分で持ち込んだ材料は使えません。一方、工具は自分で用意します。電動工具は、電動機能をオフにしても使えません。改造した工具や自作した工具、テスタなどの計測器も使えないため、購入前に公式資料で確認しておきましょう。

合否は作品の欠陥の有無で決まり、欠陥のない作品が合格となります。点数を積み上げる試験ではないため、13問それぞれで欠陥を出さない手順を身につけることが対策の中心です。

技能試験に進めるのは、学科試験の合格者と学科免除の対象者です。前回または前々回の学科試験に合格した人や、電気主任技術者の免状を持っている人などは、学科試験が免除され、技能試験から受験できます。細かな条件は受験案内で確認してください。

独学で進められるかを決める3つの基準

次の3つがそろえば、独学でも十分に準備できます。当てはまらない項目があれば、そこを補う方法を選びましょう。

1. 工具と練習材料をそろえられるか

工具は試験当日も使うため、独学でも講座でも手元に必要です。VVFストリッパー(ケーブルの外装や被覆をむく工具)やリングスリーブ用の圧着工具など、候補問題の作業に使う工具を一式でそろえるセットも市販されています。

練習材料は、候補問題13問を一通り作れる量が目安です。電線や器具を1点ずつ買いそろえるのは手間がかかるため、候補問題に合わせた練習材料のセットを使うと準備の時間を減らせます。

2. 完成した作品の欠陥を自分で確認できるか

公式の「欠陥の判断基準」には、寸法、電線の色、リングスリーブ(電線どうしをつなぐ金属の筒)の圧着マーク、心線の露出の長さなどが細かく決められています。作品を作るたびに、この基準と1項目ずつ照らし合わせられるかがポイントです。

基準の読み取りに自信がない人や、自分の見落としに気づきにくいと感じる人は、講師に作品を添削してもらえる講座のほうが向いています。

3. 時間を計って練習できるか

試験時間は40分の予定です。手順を覚えたら、本番と同じ40分で完成させ、見直しの時間まで残せるかを確かめます。

練習には、材料を広げて作業できる机と、まとまった時間が必要です。平日に時間を取りにくい人は、週末に何問進めるかを先に決めておくと、候補問題を一巡しやすくなります。

3つとも当てはまるなら、独学で進められます

  • 工具と練習材料を自分で用意できる
  • 欠陥の判断基準を読み、自分の作品と照らし合わせられる
  • 40分を計りながら、候補問題を一通り練習する時間を取れる

公式の候補問題と欠陥の判断基準

練習を始める前に、公式の資料を2つ用意しておきましょう。どちらも電気技術者試験センターのサイトで公開されています。

欠陥の判断基準には、主に次の項目が挙げられています。細かな数値の条件は公式資料で確認してください。

なお、判断基準は試験の環境を考えて設定されたものです。公式資料でも、実際の工事ではより厳密な施工が求められると説明されています。

独学・動画中心の講座・添削付きの講座の違い

独学・動画中心の講座・添削付きの講座の違い
項目独学動画中心の講座添削付きの講座
手順の確認市販のテキストや動画で確認講座の動画で繰り返し確認できるテキストや映像教材で確認
練習材料自分でそろえる(練習材料セットもある)付かない講座もあるため確認が必要付くコースがある
工具自分でそろえる付かない講座もあるため確認が必要付かない講座もあるため確認が必要
作品の確認判断基準と照らして自分で確認質問制度の範囲で相談(内容は講座ごとに違う)提出した作品を講師が添削
向いている人3つの基準を満たせる人手順を映像で理解したい人作品を第三者に見てほしい人

「オンラインで完結」と書かれた講座でも、オンラインで完結するのは講義の視聴までです。技能の練習は、手元で工具と材料を使って行う必要があります。

足りない支援に合わせて選ぶ

3つの基準のうち、どこが足りないかで選ぶものが変わります。ここでは料金ではなく、何を補えるかで候補を分けています。

手順を映像で何度も確認したい

動画中心の講座が合います。たとえばSAT 第二種電気工事士講座には、学科・技能・候補問題の動画講義、テキスト2冊、過去問10回分が含まれます。練習材料と工具は講座ページに記載がないため、別に用意する前提で考えてください。

完成した作品を見てもらいたい

添削付きの講座が合います。学科に合格済みなら、ユーキャンの技能試験コース(練習材料43点・技能添削2回)が候補です。学科から学ぶなら、同じくユーキャンの本科コース(練習材料44点・添削8回)があります。工具はどちらも講座ページに記載がありません。

材料と工具をまとめてそろえたい

手元の教材で進められる人は、練習材料のセットと工具で足ります。電光石火 第二種電気工事士 技能試験セットは候補問題13問を2回ずつ練習できる材料のセットで、工具付きのセットもあります。工具だけを一式でそろえるなら、HOZAN 電気工事士技能試験 工具セット DK-28(試験で使う工具8点のセット)があります。

技能対策の講座は、動画が付いているかだけでなく、練習材料や添削の有無も確認しましょう。料金と中身は講座比較ページで並べています。

材料・工具・質問対応から講座を比べる →

技能試験の日程

  • 技能試験(12月12日または12月13日のいずれか1日を指定)

    試験日2026年12月12日(土)

    申込期間2026年8月17日(月)〜2026年9月3日(木)受付終了

まだ申し込んでいない方: 今回の申込受付は終了しています。次回の日程が発表され次第、試験日程ページに反映します。

申込済みの方: 技能試験(12月12日または12月13日のいずれか1日を指定)まであと55日です。残りの日数から逆算して、練習の予定を立てておきましょう。

試験日・申込期間は主催者の発表をもとに自動で更新しています(日付は日本時間)。申し込む前に公式サイトで最新の情報を確認してください。

出典・参考にした公式情報